【教えて!シエナの家づくり】その18.内装材の特徴や選び方は?

2021年10月17日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第18回の質問は「内装材の特徴や選び方は?」です。

内装材の種類は?

壁紙や床板、天井板などの内装材は、大きく次の3種類に分けられます。

【3種類の内装材】

  • 無垢材
  • 塗り壁
  • 既製品(壁紙やフローリングなど)

それぞれの特徴やメリット・デメリットを確認していきましょう。

無垢材

無垢材は木をなるべく自然のまま使った内装材です。床板や天井板などの形に伐り出した木を専用の釜で乾燥させると、無垢材になります。よく乾燥した木は鉄やコンクリートに負けないくらい丈夫で、長い年月の使用にも耐えられます。乾燥させる以外の余計な加工を施していない、自然そのままの味わいが魅力です。

【無垢材のメリット】

  • 自然素材ならではの味わい
  • 柔らかくあたたかな肌触り
  • 経年変化を楽しめる
  • 丈夫で長持ちする

天然の木をそのまま使っている無垢材には、一枚一枚異なる木目や柔らかくあたたかな肌触りなど、自然素材ならではの味わいがあります。 時間の経過とともに、色合いも少しずつ変わっていきます。人によっては「古臭くなっていく」と感じるかもしれませんが、これこそまさに無垢材の良さ。色味や質感に少しずつ深みを増していく無垢材は、家族と一緒に年齢を重ねていく内装材といえます。

【無垢材のデメリット】

  • 素材によっては汚れが落ちにくい
  • 反ったり割れたりすることも
  • 価格が高い

天然素材なのでものによっては「汚れ」に気を付けなければなりません。汚れが心配な方は、耐久性や耐水性に優れた「オーク材」を選ぶか、表面に造膜系塗料(水や汚れに強い膜を張る塗料)を定期的に塗りなおすといいでしょう。

塗り壁

塗り壁は漆喰や珪藻土などの自然素材を塗って作る壁です。実家に和室がある方や古い住宅だった方の中には、実家が「土壁」だった方もいるのではないでしょうか。この土壁も、塗り壁の一種です。 塗り壁はどんな素材を、どんな風に塗るかによって質感やデザインが大きく変わります。塗り方ひとつで壁の表情が変わり、普段の暮らしで「職人の技」を楽しめるでしょう。

【塗り壁のメリット】

  • 天然素材だから健康的
  • 手塗りならではの味わい
  • 自分で塗り直すこともできる

【塗り壁のデメリット】

  • 価格が高い
  • 塗りに時間がかかる
  • 時間経過でヒビが入る

塗り壁は無垢材と同じく天然素材です。科学物質は使わないため、シックハウス症候群の心配ありません。天然素材ならではの質感だけでなく、職人の手作業による「塗りの味わい」も楽しめます。 「塗って」「乾かして」「また塗って」という工程を繰り返すため、ほかの内装材に比べると工期は長くなります。時間の経過とともにヒビが入ることもあるので、それを味わいと捉えられるか、傷や不具合と感じるかによって好みも分かれるでしょう。

既製品(壁紙やフローリングなど)

壁紙やフローリングなどの既製品は、価格が安く使い勝手もいいです。最近では技術の進歩により、無垢材のような見た目のフローリングや、コンクリートのような風合いの壁紙なども増えています。

【既製品のメリット】

  • 価格が安い
  • 張り替えが簡単
  • バリエーションが豊富

【既製品のデメリット】

  • 質感は天然素材に劣る
  • 経年劣化がある
  • 結露しやすい

無垢材や塗り壁に比べて、既製品の壁紙はクロスを張るだけで工事が完了します。工期は短く、傷んできたときのメンテナンスもしやすいです。デザインのバリエーションも豊富なので、部屋に合ったものを選んだり、張り替えで気分を変えたりもできるでしょう。 しかし、天然素材のように時間経過で味わい深くなっていくことはなく、ただ色褪せたり汚れたりしていきます。時間がたてば、どうしても壁紙が破れたり黄ばんだりしてくるので、定期メンテナンスは欠かせません。 フローリングの床は無垢材と異なり、空気層を持たないため、結露しやすく肌触りもヒンヤリしています。真冬も裸足で過ごしたい人には、向いていないかもしれません。

床材は特に無垢材がおすすめ

「内装材は既製品でいいや」と考えている方にも、床材だけは無垢材を使うことをおすすめします。 壁や天井は、基本的に身体が触れることのない部分です。しかし、床板は違います。裸足で歩いたり寝転がったり、身体に直接触れる床材には、あたたかく柔らかな質感の無垢材を使ってみてください。それだけで、日々の暮らしがずっと快適になります。 よく乾燥させた木を使った無垢材はたくさんの空気層を持ち、それが保温材や緩衝材の役目を果たしてくれます。無垢の床は真冬に裸足で歩いてあたたかで、柔らかな質感が足裏に心地良いでしょう。無垢のフローリングでそのまま寝転がるのも気持ちいいです。

無垢は狂うが、それが味になる

天然素材である無垢材は、時間の経過とともに反ったり割れたりすることがあります。これは、無垢材が空気中の水分を吸ったり吐いたり、生きている木と同じように呼吸をするからです。 木は水分を蓄えると膨張し、蓄えた水分を吐き出すと縮みます。この繰り返しにより木の形が少しずつ変わっていき、反ったり割れたりすることもあるでしょう。 ただ、床板や壁板、天井板などはあくまで「化粧板」です。これらの化粧板が割れ、スキマができたからといって、断熱性や気密性に悪影響はありません。 この反りや割れも味わいと捉えられるか単なる「傷や不具合」と感じるかで、無垢材をおすすめできるか否かが変わります。

内装材の選び方

床板や壁紙、天井板などの内装材は、お家で過ごしているとき常に目に入る部分です。内装材が少し変わるだけで、お部屋の雰囲気もガラリと変わります。その分、外装材よりもこだわりたいと感じる方も多いでしょう。 最後に、無垢材・塗り壁・壁紙がそれぞれどんな人におすすめなのかを解説します。新しい我が家での暮らしをイメージしながら、読み進めてみてください。

無垢材は経年変化を楽しめる人におすすめ

無垢材は反りや割れ、色の変化などの「経年変化」を楽しめる人におすすめです。 天然の木をなるべくそのまま使った無垢材は、時間の経過とともにどうしても変化していきます。家が完成した当初は明るかった色合いも、次第に濃く深くなり、飴色に近付いていきます。これを劣化ではなく、「味わい」と感じられるなら、肌触りも質感も良い無垢材は本当におすすめです。 反りや割れはよくく乾燥させた無垢材を選べば、ある程度防げるでしょう。仮に反りや割れが発生したとしても、天然木を使った無垢材には「在庫切れ」がなく、同じ形、同じ木材で張り替えることもできます。

塗り壁はDIYが好きな人におすすめ

塗り壁は無垢材と同じく、経年変化を楽しめる人におすすめです。DIYが好きな人になら、もっとおすすめできます。 塗り壁は時間経過とともに水分が抜け、細かなヒビが入ります。このヒビによる気密性や断熱性への悪影響はなく、見た目が変わるだけです。これを劣化ではなく、味わいと捉えられるなら、塗り壁の家での暮らしを楽しめるでしょう。 ただ、このヒビを自分で埋めたり、壁全体を自分で塗りなおしたりすることもできます。自分で補修したり塗り直したりした家には、より一層愛着がわくでしょう。 DIYが好きで、自分で壁を塗りなおしたい人には、塗り壁がおすすめです。

壁紙はきれいな状態を保ちたい人におすすめ

壁紙は新築に近い、きれいな状態を保ちたい人におすすめです。 壁紙も無垢材や塗り壁と同じく、時間の経過とともに見た目が変化していきます。残念ながら、その変化の様子は無垢材や塗り壁と異なり、味わい深くなるとはいえません。壁紙が避けたり黄ばんだり、その様子は経年劣化としかいえないでしょう。 しかし、壁紙は安価で、扱いも簡単です。新しい壁紙に張り替えてしまえば、新品同様の状態に戻ります。壁紙のデザインを変えて、お部屋の雰囲気を一新するのもいいでしょう。 一般的に、壁紙の張り替えは10年に1回ほどといわれています。数年で張り替えが必要になるわけではないので、安心してください。

内装材選びでは、家族や工務店とよく話し合って

身体に直接触れる床板だけは、あたたかく柔らかな無垢材がおすすめです。しかし、それ以外の壁紙や天井板などの内装材は、好みの問題です。デザインはもちろん、コストや工期、経年変化なども踏まえて、家族の価値観に合ったものを選びましょう。 内装材はお家で過ごしているとき、常に目に触れる部分です。気に入るものを選べれば毎日の暮らしはもっと楽しくなり、気に入らないものを選んでしまえば、その部分がずっと気になってしまうかもしれません。 だからこそ、家づくりの際は家族とよく話し合ってください。家族の好みや、数十年先の経年変化やメンテナンスのイメージがわかないときは、専門家である工務店にも相談してみましょう。

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