断熱の話2

2017年10月12日
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防湿の重要性は前回お話した通りです。

では具体的にどのような材料を使うのが良いでしょうか。

 

断熱材の選択、使用方法は建築にかかわる方々それぞれ

こだわりがあるのでその辺はあえて否定も肯定もしませんが、

ここでは、実際に実験してみた結果をもとにお話しします。

 

透湿して湿った壁内の断熱材は木を腐らせるだけでなく、別の

問題も含んでいます。

 

それは。。。。

 

『熱橋』です。

 

聞きなれない言葉だと思いますが、『熱橋』とは外壁から室内に

熱を伝える現象のこと。

 

つまり湿った断熱材は夏は外の暑さを、冬は寒さを室内に引っ張

ってくることになるのです。

 

イメージしてみてください。

熱したフライパンを持つのに乾いた布巾などで持ち手を巻いて使い

ますよね。

 

それを湿った布巾で巻いて持ったらどうでしょう?

熱くて持てないですよね。

 

それが『熱橋』という現象です。

 

メーカーの中では壁内の断熱材が吸放出して湿度調整するなどとして

売っているものもありますが、このフライパンの理屈を考えたら、

断熱性能が悪くなるのを自らPRしているようなもの。

 

実は、自宅がセルローズファイバーの断熱を採用していて、あまりその

断熱性能の実感が得られていないこともあるのですが。。。

 

ということで理想はいかに乾燥した状態を保てるかが断熱性能を低下さ

せないキモとなるわけです。

 

現場発泡ウレタンフォームというものがあります。

 

実験したところ20gのウレタンフォームを6秒間水に入れたところ700g

になりました。そしてそれがもとの20gに戻るのに3か月を要しました。

 

つまりウレタンフォームは湿気を取り込み、しかも一旦水を含むと厄介な

素材だということになります。

 

外壁側は外気に接しているので、夏場の高温多湿の時期など湿気を取り込

むことが考えられます。

 

しかもこれに室内側にベーパーバリアを施してしまったら。。。。。。

 

大変なことが起こります。

 

このようなことにならないように断熱材選びはとても重要なのです。

 

プロでも間違う断熱の話でした。