【教えて!シエナの家づくり】その31.基礎工事にかかるコストは?

2022年03月15日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第31回の質問は「基礎工事にかかるコストは?」です。

2種類の基礎

基礎の仕様には大きく分けて「ベタ基礎」と「布基礎」の2種類があり、それぞれ特徴やかかる費用が異なります。一般的にはベタ基礎の方が丈夫、布基礎の方がコストがかからないといわれていますが、基礎の仕様は施主さんに選んでもらうというより、工務店側で考えることです。 ただ、知識としてベタ基礎と布基礎について知っておけば、家づくりの打ち合わせもしやすくなるでしょう。それぞれの基礎の特長について、わかりやすく、簡潔に説明します。

ベタ基礎

ベタ基礎は、家の床全面を鉄筋コンクリートで支える仕様です。「建物の下にある地面すべてを、鉄筋コンクリートで覆うもの」とイメージすると、わかりやすいでしょう。 地面全面を鉄筋コンクリートで覆うため、多少コストもかさみますが、次のようなメリットも得られます。

【ベタ基礎のメリット】

  • 基礎の面積が広いため、とにかく丈夫
  • 地面をすべてコンクリートで覆うため、床下に「地面からの湿気」が上ってこない

布基礎

布基礎も床全面をコンクリートで覆うのは変わりませんが、建物を直接支えているのは「基礎の立ち上がり部分のみ」です。イメージですが、「ベタ基礎はずっしりとした大きな土台、布基礎はコンクリートの柱で建物を支えている」と考えると、わかりやすいかもしれません。 ベタ基礎の方が丈夫ではありますが、布基礎だと強度が足りないというわけではありません。そもそも家の基礎というものは、ベタ基礎でも布基礎でも、家を十分に支えられるように作られています。工務店が「布基礎でいきましょう」といったなら、それは布基礎で大丈夫だということです。 布基礎はベタ基礎に比べ、鉄筋コンクリートの量が少なく済むため、コストは多少抑えやすいですが、防湿コンクリートは必須だと思ってください。

基礎の仕様やかかる費用はどう決まる?

基礎工事にかかる費用は、基礎の仕様、つまり「ベタ基礎か布基礎か」で決まります。そのうえで、どんな基礎をどう作るかによって、細かなコストの増減が生じます。これは建物や土地の状況に応じて決まるため、そこまで頭を悩ませなくてもいいでしょう。 基礎工事にかかるコストが多少上がるとしても、それは必要だからかかったコストなので安全安心に結び付くことと理解してください。

基礎工事のコストが上がりやすいケース

https://www.youtube.com/watch?v=D2OS6t3L2Ok 基礎の仕様を考えるのは、工務店に任せておくのが一番です。ただ、次のようなケースでは基礎工事のコストが上がります。知識として抑えておくと、打ち合わせの話も頭に入りやすくなりますし、どこにお金をかけるかも考えやすくなるでしょう。

【基礎工事のコストが上がりやすいケース】

  • 耐震等級2や3の家を建てる場合
  • 長期優良住宅を建てる場合
  • 許容応力度計算(求められる強度を詳しく計算すること)をする場合 など

もちろん、これらの住宅は丈夫で安心して暮らせる家です。ただ、法律で定められた最低限の基準で建てた家も、倒壊の危険はほとんどありません。倒壊は免れたがそのまま住み続けることを前提とするならば、「いざというときの安心感」「災害の後の修繕費」に関わるものとして考えるといいでしょう。

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