【教えて!シエナの家づくり】その33.断熱工事のコストって下げられないの?

2022年03月23日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第33回の質問は「断熱工事のコストって下げられないの?」です。

断熱工事のコストは下げられるが…?

断熱工事のコストは、下げようと思えばいくらでも下げられます。しかし、断熱性を無闇に下げるのはおすすめできません。 断熱性を落とせば、たしかに「施工費」は削れるでしょう。気密や断熱は「デザイン」「間取り」などと違って目に見えないものですから、設計時のワクワク感もありません。私たちも、断熱工事でコストカットをしたくなる気持ちはわかります。 しかし、断熱性で妥協した分だけ、その家は「快適さとは程遠い家」になります。エアコンを使っても、涼しい空気やあたたかい空気がすぐに逃げていくので、夏は暑く冬は底冷えするでしょう。 当然、電気代やガス代もかさみます。断熱工事でコストカットした分、その後の生活でかかる光熱費は、確実に高くなるのです。

断熱材はコストで選ばない

快適に暮らせる家を建てるには、「断熱性」と「気密性」をセットで考えなければなりません。このうち「断熱性」を確保するには、「その家、その部分に合った断熱材を使うこと」が大切です。 断熱材に関しては、「高いものほど性能が良い」「安いものは断熱性能が低い」というわけではありません。どんなに高い断熱材を使っても、その箇所に合わないものを選んだり、性能を最大限に発揮できない使い方をしたりしては、意味がないでしょう。 断熱材選びの基準は価格ではなく、その場所に適しているか、つまり「適材適所の選び方、使い方ができるか」が大切です。

お金がかかっても、「気密」にはこだわるべき

どんなに優れた断熱材も、使い方を間違えれば効果を発揮しません。この使い方と密接に関わるのが、「気密」です。 気密とは、家の中にある細かなスキマを塞ぎ、涼しい空気やあたたかい空気が逃げていかないようにすることです。例えばシエナホームデザインでは、次のような工夫をして気密性を高めています。

【気密性を高める、シエナの工夫一例】

  • 外壁側には電気を配線しない(配線のための穴から温度が逃げていくため)
  • 換気システムに「熱交換できるもの」を採用する
  • 第三者機関に依頼し、家全体でどのくらいのスキマが空いているのかチェックしてもらう など

厳密には気密ではないものもありますが、要は「室内の熱が外に逃げない」「室外の気温の影響を受けない」家を建てるために、私たちはさまざまな工夫をしているのです。

断熱工事にかかかるお金は、最も回収しやすいコスト

https://www.youtube.com/watch?v=ApTU6ffcweI 断熱性や気密性を高めるためにかけたお金は、容易に回収できます。断熱性が高まれば空調効率が良くなり、その後の生活にかかる光熱費を大幅カットできるからです。 光熱費は毎月かかるお金です。特に冬が長く厳しい新潟では、暮らしやすい地域で同じだけの断熱性を確保した場合と比べ、ずっと高いコストパフォーマンスを発揮するでしょう。 気密の確保は断熱性アップのために欠かせないものですが、気密性が高いと、結露をも防げます。冬場の不快な「窓の結露」はもちろん、壁や天井の内側の「見えない部分の結露」も発生しづらくなるでしょう。 これらの見えない結露は断熱材を湿らせ、その効果を弱めてしまうことにもつながります。だからこそ、シエナホームデザインは断熱性と気密性をセットで考え、両方にこだわり抜いているのです。

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