【教えて!シエナの家づくり】その36.窓にかかるコストは?

2022年04月05日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第36回の質問は「窓にかかるコストは?」です。

窓サッシの種類と、かかるコスト

窓は室内に日光を入れるためにも、デザインのアクセントとして考えても、大切なものです。しかし、多くの人が気付いていないもうひとつの重要ポイントがあります。それは、窓の選び方で変わる「断熱性」です。

窓のサッシやガラスの選び方で、家の断熱性は大きく変わります。次の表は、4種類のサッシの特徴や機能、コストについてまとめたものです。

  コスト 断熱性 備考
アルミ製 安い 低い 最も結露しやすい
樹脂性 高い 高い 結露しづらい
アルミと樹脂の複合 中間程度 中間程度
木製 高い 高い デザインが制約されやすい

総じて、「価格が高い窓ほど断熱性が高く、結露もしづらい」といえます。樹脂のような熱伝導率の低いサッシは断熱性も高く、そのため結露もしづらいです。

「窓の断熱性や結露のしづらさ」というと窓ガラスに目が向きがちですが、サッシの素材も気にしてみてください。

窓ガラスの種類と、かかるコスト

住宅用の窓はガラス1~3枚で構成されていて、枚数が多くなるほどコストも断熱性も高くなります。多少コストがかかっても、高性能な窓を選び、家全体の断熱性を高めましょう。断熱性が高まれば、空調効率が良くなり、光熱費を節約できるからです。

  コスト 断熱性 備考
シングルガラス 安い 安い せめてペアにすべき
ペアガラス 高い 高い コストと性能のバランスが良い
トリプルガラス 最も高い 最も高い 断熱効果はペアガラスの120~130%ほど

シエナホームデザインでは最低でもガラス2枚の「ペアガラス」をおすすめしていますが、予算に余裕があるなら、ガラス3枚の「トリプルガラス」がいいでしょう。

ガラスの枚数が多くなれば断熱性はもちろん、防音性も高くなります。例えばシエナのモデルハウスではトリプルガラスを使っていますが、家の中に入った瞬間、何ともいえない「静けさ」に包まれる感覚があるのです。

外の雑音からシャットアウトされた空間には、体感してみないとわからない贅沢さがあります。モデルハウスが気になる方は、ぜひ遊びに来てください。

モデルハウスに関するお問い合わせはこちら

窓のコストを決めるその他の要素

窓にかかるコストを決める要素には、「窓の数」と「窓の大きさ」もあります。窓の価格は「1つの窓につき、いくら」と計算していくため、窓の数が多くなるほど、コストも大きくなっていきます。特に「小さな窓をたくさん並べる」といったデザインを考えている場合、窓にかかるコストはかさむでしょう。

「窓の大きさがコストに関わる」のは当たり前に感じるかもしれませんが、単純に、大きな窓ほど高くなると考えてはいけません。「大きな窓ほど高くなる」のはその通りですが、性能の高い窓ほど、サイズアップによるコストの上がり幅が大きいのです。

同じだけ窓を大きくするとしても、シングルガラスの窓を大きくするより、ペアガラスやトリプルガラスの窓を大きくした方が、「元々のコストから見た倍率」が高くなります。

コストダウンを考えていても、断熱性だけは妥協しない

窓にかかるコストを抑えたいなら、デザイン面で工夫をしましょう。窓の数を少なくしたり、「大きな窓は、ベランダ用の掃き出し窓だけ」と決めたりすれば、窓にかかるコストを上手に節約できます。

ただ、サッシや窓ガラスの性能ダウンはおすすめできません。窓の性能を下げれば断熱性も低くなり、冬場の空調効率が落ちてしまいます。空調効率が落ちれば、暖房に使うエネルギーは増え、光熱費がかさんでしまうのです。

家づくりのコストを削ったせいで、その後の生活費が高くなってしまっては意味がありません。窓に限らず、断熱性や気密性といった「生活費を抑えるためのコスト」は、完成した家での暮らしで回収できます。

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