【教えて!シエナの家づくり】その67.バルコニーからの雨漏り対策は?

2022年09月10日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第67回の質問は「バルコニーからの雨漏り対策は?」です。

バルコニーからのよくある雨漏り


外壁と同じく、バルコニー周辺も雨漏りがよく起こる部分です。特に、バルコニーの手すりと外壁が接している部分からの雨漏りがよく見られます。

もちろん、それ以外の部分から雨漏りすることもあります。上の方から雨水が伝い、外壁とバルコニーが接している部分から雨水が染み込むことが多いです。

バルコニーのような外壁から飛び出した部分は、雨水や太陽光の影響を受けやすいです。屋根や外壁と同じように、定期的にメンテナンスをしていかなくてはなりません。

バルコニーにはできるだけ屋根をつけて


前回の記事では雨漏りしやすいデザインの一例として「屋根のないバルコニー」を紹介しました。屋根をつけるだけでバルコニーに雨水が入りにくくなり、雨漏りもしづらくなります。

ちなみに、バルコニーとベランダの違いは「屋根の有無」です。2階以上の屋外スペースのなかで、屋根があるものがベランダ、屋根がないものがバルコニーと呼ばれています。

ただ、それがどの部分を指しているのかがわかれば、呼び名は何でも構いません。バルコニーでもベランダでも、そこでの雨漏りが起こりやすいことを知り、しっかり対策することが大切です。

バルコニー下が部屋になる間取りでは特に注意を


バルコニーの下が部屋になっているケースでは、特に気をつけて防水をしなくてはなりません。壁からだけでなく、バルコニーの床から漏水することもあります。こうなると、バルコニー下の部屋が雨漏りしてしまいます。

バルコニーの床には主に「FRP防水」が施されていて、これはガラス繊維の素材で、ボートの下部分などに使われている材料です。FRP防水は10年目安でのメンテナンスが必要で、これを怠ると将来的に漏水するリスクが高まります。

排水口の位置も大切です。真下に部屋がある場合、バルコニーから飛び出すような形状で排水口をつけるだけでも雨漏りが起こりにくくなります。

水は必ず入ってくる前提で対策を!バルコニーを作らない選択肢も

前回の記事でお伝えしたように、雨水は必ず入ってくるという前提でいることが大切です。しかも、雨水はどこから入ってくるかわかりません。

大切なのは水が入ってきてもすぐに抜けるようにすること、水の進入経路を減らすことです。進入経路を減らせば、たとえ雨漏りが起こっても原因を突き止めやすくなり、修理もしやすくなります。

バルコニーを作るなら屋根をつけ、家の完成後も定期的にメンテナンスをしましょう。そもそもバルコニーを作らないという選択肢もあります。

バルコニーの主な用途は「物干しスペース」でしょう。日あたりと通風が考えられた洗濯物がよく乾く物干しスペースを、室内に作る選択肢もあります。

特に新潟は雨や雪の日が多く、黄砂もあるため、洗濯物を外に干せるタイミングは少ないです。室内の物干しスペースの方が使い勝手がいいでしょう。

シエナホームデザインではこのような物干しスペースを、家事動線を考えて設置することが多いです。「洗濯→物干し→収納」の流れを効率よく進められる家はどんな家なのか、施工実例もぜひご確認ください。

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