【外壁材の選び方・デザイン編】時間が経っても美しいままの家を建てよう

2021年05月14日
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外壁材を選ぶときは、災害や時間の経過に対する強さ(耐久性)と、断熱や防音などの機能に目が向きがちです。もちろんデザインも気にすると思いますが、「家が古くなったときにどう見えるか」にまでは、なかなか気が回りません。

そこで今回は、「外壁の色褪せ」をテーマに、エクステリアの作り方を提案します。色褪せを含む経年変化が少ない方法はもちろん、経年変化を楽しむ方法もお伝えするので、好みにあったデザインがないか探してみてください。

窯業系サイディングは色褪せ、劣化が顕著


窯業系サイディングは日本で最も普及している外壁材で、一般住宅のおよそ8割が採用しているといわれています。

セメントや繊維質を主原料にした外壁材で、デザインの豊富さと価格の安さが魅力的です。窯業系サイディングなら、自分たち家族の好みに合ったデザインを、安価で実現できるでしょう。

ただし、ほかの外壁材やサイディングと比べても劣化はしやすく、メンテナンスの頻度も高めです。初期費用こそ最安クラスですが、ランニングコストはそう安くはありません。

特に気になるのが、濃い色にしたときの「色褪せ」です。

どんな外壁でも、時間の経過とともに色は褪せていきます。しかし、窯業系サイディングはその色褪せまでの時間が短く、目立ちます。

金属系サイディングは劣化しづらいが、やや高い


シエナホームデザインのおすすめする外壁材が、金属系サイディングです。

金属を使った外壁材でありながら、腐食(サビ)に強く、時間が経ってもあまり劣化しません。経年劣化も色褪せも少なく、仮に色褪せが起きても、塗装の塗りなおしできれいになります。

金属系サイディングは窯業系よりも高いものの、壁の張り替えが必要になることはほとんどありません。1回あたりのメンテナンス費用も抑えられるので、初期費用は高くても、ランニングコストは安いです。

色褪せが気になる方に、おしゃれな外壁のアイデアを3つ提案します!


たしかに窯業系サイディングなら、安価で理想のエクステリアがつくれるかもしれません。しかし、外壁が色褪せたり劣化したりすれば、せっかくこだわったエクステリアの魅力も半減です。

そこで次からは、色褪せや経年変化をも楽しむための、おしゃれな外壁のアイデアを3つ提案します。

部分的に金属系サイディングを使うのもおすすめ

「エクステリアにはこだわりたいけど、施工費用は抑えたい…」

そんな方には、色の濃い部分にだけ金属系サイディングを使うという方法もおすすめです。

お伝えしたように、窯業系サイディングは色褪せしやすいです。白やナチュラルカラーの部分で色褪せがあってもあまり気にならないかもしれませんが、黒や紺などの「色の濃い部分」が色褪せすると、かなり目に付くようになるでしょう。

そこで、色褪せが気になりそうな部分だけを、色褪せの少ない金属系サイディングにするのです。金属素材のメタリックな質感は、濃い色との相性も良いです。「色」を基準に異素材を組み合わせることで、色褪せ対策とは思えない、前衛的なエクステリアが仕上がることでしょう。

経年変化を楽しみたいなら木の外壁もあり

「時間が経って、家が少しずつ古くなっていくのも悪くないよね」と思える方には、経年変化を楽しめる「木の外壁」もおすすめです。

自然素材である木は、時間の経過とともに少しずつ色合いや質感を変えていきます。最初はいかにも新築という様相だった木の壁も、時間の経過とともに深みを増し、落ち着いた表情に変わっていくでしょう。

美しい経年変化が楽しめる木の壁は、家族と一緒に年を取っていきます。小傷や色褪せも、家と家族が重ねてきた歴史の一部となるでしょう。

タイル壁や塗り壁も、古さが美しさになる外壁

外観に少しずつ刻まれていく「古さ」も楽しみたい方には、タイル壁や塗り壁という選択肢もあります。

タイル壁に使われるタイルは意外と丈夫で、割れたりはがれたりすることはほとんどありません。時間の経過とともにタイルの色が少しくすんだり、少しヒビが入ることはあるかもしれませんが、それもまた味わいでしょう。

塗り壁もタイルと同じく、美しく年を取っていく外壁材です。長い時間、雨や風にさらされることで、ちょっとしたヒビが入ったり汚れが付いたりすることはあるでしょう。しかし、タイルと同じくヒビも汚れも味わいになります。気になるレベルの大きなヒビや汚れには、上から塗りなおしてきれいにすることもできます。

家のデザインに悩んでいるなら、気軽に相談してください!


シエナホームデザインでは、機能性の高さもあり、金属系サイディングの外壁をおすすめすることが多いです。

しかし、金属系サイディングは価格が高めなこと、金属質なデザインに限定されてしまうこともあり、取り入れづらいと感じる方もいるでしょう。そんな方は、一部分だけ金属系サイディングを取り入れるデザインや、木やタイルの壁、塗り壁なども検討してみてください。

多くの人にとって、家は一生に一度の買い物です。せっかくなら、家族の好みを盛り込んだ、こだわりのエクステリアに仕上げましょう。

エクステリアや外壁材選びで悩んでいる方は、私たちに気軽にご相談ください。気になるデザインやInstagramなどの写真があれば、それを見ながら、デザインの相談をしましょう!

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