【教えて!シエナの家づくり】その37.室内建具のコストカット

2022年04月10日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第37回の質問は「室内建具のコストカット」です。

和室には特にコストがかかる

コストカットを考えるなら、室内建具(扉やふすまと、それらを支える枠組のこと)は既製品を使うのがおすすめです。オリジナルの建具を造作したり、複雑な構造のものを選んだりすると、その分コストもかさみます。

特に和室はコストがかさみがちです。普通のフラッシュ戸(戸の骨組みに、両面から薄い板を張った戸)から障子戸に変えたり、その障子戸を雪見障子(障子戸の一部が上がったり下がったりするもの)にしたりすると、室内建具のコストが高くなります。

ほかにも、畳は定期的なメンテナンスが必要ですし、畳を新しいものに変えるとなると1枚数千~数万円がかかります。

洋室の中に和風スペースを作るのがおすすめ

和室は洋室に比べて、コストがかかるものです。和室で使う建具は構造が複雑なものも多いですし、メンテナンスもこまめにしなければなりません。

ただ、「たまには畳で大の字になって寝そべりたい」「和室が1つあると、何となく落ち着く」という方も多いでしょう。

そんな方には、洋室の一画に「和風スペース」を作ることをおすすめします。LDKの角に2~3畳の畳スペースを作るのもいいですし、小上がり(床から一段高くなった畳スペース)ならイスのような感覚で腰掛けることもできます。小上がり下を収納スペースにするのもいいでしょう。

独立した和室を作るよりも、「和のテイスト」や「畳の香り」を楽しみやすいのもポイントです。LDKは家族団らんや食事のためのスペースで、そこで過ごす時間も長いでしょう。

使うかどうかわからない、どのくらいそこで過ごすかわからない和室を作るよりも、毎日何時間も過ごすLDKに和風スペースを作った方が、「和のテイストを取り入れてよかった」と思う機会も増えるはずです。

室内建具でコストカットするコツ

和室ではなく和風スペースを作るほかにも、室内建具にかかるコストを抑える方法はあります。例えば障子戸ではなく、木のロールスクリーンを使ったり、こだわりのない部分にはフラッシュ戸を選んだりです。

和風スペースや和室にカーテンを引くよりも、木のロールスクリーンやブラインドを使ったりする方が趣があるでしょう。障子と違って張り替えもありません。

既製品はあまり使いたくない場合でも、構造の複雑なかまち戸よりも、シンプルなフラッシュ戸の方がコストを抑えられます。最近のフラッシュ戸には、かまち戸のような凝ったデザインのものも多いです。

既製品か造作かで考えるよりも、デザインで建具を選んだ方が、コストに対する満足度も高くなるでしょう。

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