【教えて!シエナの家づくり】その52.コスパの高い外壁材は?

2022年06月25日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第52回の質問は「コスパの高い外壁材は?」です。

コスパ高いのは「ガルバリウム鋼板」


外壁材はそれぞれ価格が異なるため、何を選ぶかで家づくりのコストも変わってきます。

日本でもっともポピュラーな外壁材は「窯業系サイディング」で、8割ほどの住宅で使われています。窯業系サイディングはデザインの種類も多く、何より価格が安いです。最近では機能性の高いものも増えてきて、これを選ぶ人はますます増えていくかもしれません。

ただ、コストパフォーマンスで考えるなら、「ガルバリウム鋼板(金属系サイディング)」がおすすめです。丈夫で軽いガルバリウム鋼板はメンテナンスの費用がかかりづらく、イニシャルコストを抑えられます。価格はちょっと高いものの、トータルコストで見ればお得です。

ポイント1.耐久性が高い!

ガルバリウム鋼板はとにかく丈夫です。金属なので、水が染み込んでくることもありません。雨や雪が多い新潟において、「水に強い」というのは重要です。

窯業系サイディングのような「水に弱い素材」だと、陽のあまりあたらない場所や風通しの悪い場所があると、そこだけボロボロになってしまうこともあります。

「金属だから錆びるんじゃ…?」と思うかもしれませんが、ガルバリウム鋼板には特殊な加工がされていて、ほとんど錆びません。深い傷をつけてしまうとそこから錆びてしまうこともありますが、加工のおかげで、錆が外壁全体に広がっていくことはありません。

ポイント2.軽くて家への負担が小さい!

ガルバリウム鋼板はとにかく軽いです。金属製ですし、「ガルバリウム鋼板」という名前もなんとなく重そうですが、その重量は窯業系サイディングの3分の1ほど。釘1本あたりにかかる重量は4分の1ほどしかありません。

外壁材を取り付けるためには釘を使いますが、釘1本にかかる重量は窯業系サイディングで約2kg、ガルバリウム鋼板は約500gです。窯業系サイディングでは1本1本の釘に2Lのペットボトルをぶら下げているようなものですが、ガルバリウム鋼板は500mlのペットボトルです。

外壁材が軽ければ、家全体にかかる負担も小さくなります。地震によるダメージも抑えられ、家がダメージを受けにくくなります。

ポイント3.価格は高めだが、トータルコストで見ると…?

ガルバリウム鋼板の価格は、窯業系サイディングよりも2~3割高いです。ただ、軽くて丈夫なガルバリウム鋼板を選ぶことで、家が建ったあとにかかる「メンテナンス費用」を抑えられます。

ガルバリウム鋼板はそれ自体の耐久性が高く、メンテナンスは15~20年に一度でいいでしょう。窯業系サイディングだと、5~15年ごとのメンテナンスが必要で、イニシャルコストがどんどん膨らんでいくでしょう。

ガルバリウム鋼板は軽く、家全体にかかる負担も抑えられるのも大きいです。地震が起きたときのダメージも小さいので、いざというときのリスクも、補修にかかるコストも抑えやすいでしょう。

家を建てるときには多少お金がかかるかもしれませんが、その後の暮らしの安心感が違います。

家づくりではイニシャルコストよりも、「ランニングコスト」に注目

家づくりではイニシャルコストよりも、「ランニングコスト」に注目しましょう。イニシャルコストで考えれば、価格の高いガルバリウム鋼板よりも、安い窯業系サイディングの方がお得です。

ただ、家はその後何十年も暮らし続ける場所です。もちろん、ときどきはメンテナンスをしなければなりません。

軽くて丈夫なガルバリウム鋼板はメンテナンス頻度が低く、地震のような災害にも強いです。メンテナンスやいざというときの補修にかかるお金を抑えられるため、トータルで見ればお得です。

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